病原体と悩む男性
心配している男性
薬を持っている様子と考える男性
薬を飲もうとしている男性

唇周りや性器などに電気が流れるようなピリピリした痛みを伴う水膨れができたら、ヘルペスの可能性が高いと考えて対策や治療を検討する必要があります。発生部位は他にもありますが、主な幹部はくちびると、性器やその周辺になるのが大半で、原因はウイルスに感染していることにあります。単純ヘルペスウイルス(HSV)に感染することで水疱が発生するウイルス感染症ですが、頻繁に発生する部位が離れていることから奇異な印象を持たれるかもしれません。幹部に特徴があるのは、HSVは神経細胞のなかに潜んでいる点です。口唇の周辺には反面全体をはしる三叉神経があり、性器やその周辺には腰からの神経が末梢まで支配しています。

つまり性器もくちびるも末梢神経が伸びている点に共通項を有しています。ただ常にアクティブに活動して繁殖しているわけではなく、一時感染して水膨れやかゆみやいたみなどの皮膚症状が出現しても、しばらく経過すると免疫力のお蔭で沈静化していきます。水疱の発心が消失したのちも、HSVは感染部位に神経線維を送っている神経節の中で休眠状態が存在しています。HSV感染症の特徴のひとつは非情に再発しやすく、周期的に活性化と休眠化をくりかえすことが珍しくありません。そのためHSVは周期的に再活性化し、ふたたび増殖を開始し、神経線維を伝わって皮膚へと移動しい前と同じ場所に水膨れが出現することになります。HSVは一度体内に侵入すると、これを根絶させる薬は存在しません。そのため感染を防止できれば理想的ですが、感染原因のほとんどはキャリア(感染者)との接触にあります。キスや性行為などの性的接触を伴う行為は、濃密な観戦粘膜との接触となるのでHSV観戦の主要経路になっています。

もっとも口唇やその周辺に症状が出現するウイルスと、性器や肛門及びその周辺などに症状が現れるウイルスとでは同じ系統に属するものの、厳密には異なるウイルスで若干性質も違います。口唇周辺に症状がでるのがHSV1ですが、性的接触よりも幼少時代の両親とのスキンシップの課程で子どもに移行することが多いようです。これに対して性器やその周辺が幹部のHSV2の感染経路は、思春期以降の性行為により感染することが多いため、性感染症の一種と認識されています。そのため性行為のときは不用意なヘルペスウイルス感染を防止するべく、コンドームの使用が推奨されています。オーラルセックスについても同様です。